「筋トレをしながら痩せたい」「脂肪を落としつつ、筋肉をつけたい」と思ったことはありませんか?筋トレとダイエットは一見、相反するように思えますが、実は正しい知識と方法で取り組めば、両立は可能です。
1. カロリー収支の基本を理解しよう
体重を減らすには「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を作る必要があります。しかし、筋肉を維持・増加させるにはある程度の栄養が必要です。ここで重要なのが「緩やかなカロリー赤字」。
- 1日の摂取カロリーを基礎代謝+活動量の約90〜95%に抑える
- 急激な食事制限は筋肉を減らす原因になるのでNG
2. タンパク質をしっかり摂取する
筋肉の材料となるタンパク質は、ダイエット中こそ意識して摂る必要があります。目安は体重1kgあたり1.6〜2.2gです。
- 体重60kgの人なら約100〜130g/日
- 鶏むね肉・卵・納豆・プロテインなどで補う
3. 筋トレの頻度と強度を保つ
筋トレは週2〜4回を目安に継続しましょう。強度を保ち、筋肉にしっかり刺激を与えることで、減量中でも筋肉量の維持が可能になります。
- フリーウエイトや自重トレで複数の筋肉を使う種目を選ぶ
- 1セット8〜12回×3セットが基本
4. 有酸素運動は補助的に活用する
脂肪燃焼には有酸素運動も効果的ですが、やりすぎは筋肉分解を招く恐れがあります。筋トレメインで、有酸素は週2〜3回、30分程度が目安です。
5. 睡眠と回復を大切に
筋肉はトレーニング中ではなく、休息中に成長します。ダイエット中は疲れやすくなるため、しっかりと睡眠をとることが重要です。
- 睡眠時間は最低6〜7時間を確保
- 週1日は完全休養日を設ける
6. 体重よりも「見た目」と「体組成」を意識する
筋トレとダイエットを両立していると、体重があまり減らないこともあります。しかし、それは筋肉が増え、脂肪が減っているサインかもしれません。
体重だけで一喜一憂せず、見た目の変化や体脂肪率、筋肉量の推移をチェックするようにしましょう。
まとめ
筋トレとダイエットは、正しいアプローチを取れば両立できます。以下の基本ルールを守りながら、無理のないペースで継続することが成功のカギです。
- 緩やかなカロリー赤字を作る
- タンパク質をしっかり摂る
- 筋トレを継続する
- 有酸素運動は補助的に
- 睡眠と回復を重視する
- 体重よりも見た目・体組成に注目
無理のない計画で「カッコよく痩せる」ことを目指しましょう!